秋の赤岳 (2007.10.6-7)
残暑がいつまでも続いた今年、紅葉の遅れを心配していましたけれど、やはり10月に入ると3000m近い稜線の草紅葉は綺麗に紅葉し、
山麓から上の伸びる山肌を黄金色のダケカンバが彩を添えて、初秋の八ヶ岳は秋色一色、地蔵尾根から赤岳、中岳、と歩いてきました。
地蔵尾根から横岳
行者小屋から赤岳展望荘を目指して地蔵尾根を上がって行きます。樹林帯から抜け出て、展望が開けて来ると、右手には中岳とのコルへ出る文三郎道が、左手には荒々しい岩峰、横岳が姿を現します。ここから地蔵尾根も急登になり、梯子、鎖に頼って高度を上げて行きます。
お地蔵様
稜線手前のお地蔵様です。風当たりが強いこの岩場に座って登山者を見守るように座り続けるお地蔵様、ここまで来ると、稜線が見えてきます。
地蔵尾根上部から赤岳と展望荘
稜線はすぐそこに見えています。辿ると展望荘とその先に赤岳が大きく聳えています。
赤岳展望荘前で記念撮影
辿り着いたこの日の宿、赤岳展望荘前で皆で記念撮影です。
横岳梯子を上がって
展望荘の夕食までにはまだ数時間あります。部屋に荷物を置いて、横岳までお散歩に行ってみました。最初の梯子です。ここから岩場が続きます。
阿弥陀岳の夜明け
もうすぐ東の雲海の上に太陽が昇ってきます。まだ眠りから覚めない阿弥陀岳です。
富士山
雲海の彼方にたたずむ富士山です。雲が大海原のようにどこまでも続いて富士山まで歩いて行けそうです。
ご来光を待つ人
寒い朝を迎えました。水滴は凍り、地面には3.4cmの霜柱ができています。それでもたくさんの登山者が山荘から出てご来光を待っています。
朝日に目覚める横岳
太陽が雲海の彼方から顔を出すと、辺りの山々は一気に目覚め、赤く、そして黄金色へと染まります。
赤岳山頂
展望荘から30分ほどで赤岳頂上小屋へ到着です。そこから狭い岩場のリッジを越えると、赤岳山頂、標高2899mの頂です。
赤岳を下って中岳と阿弥陀岳のコルへ
赤岳のルンゼ状の岩場を慎重に下ってきました。鎖場を越え、回り込み、一旦中岳とのコルへ下ります。そこから今度は中岳へ登り、阿弥陀岳とのコルへ下って行きます。
行者小屋へ下る
ダケカンバの多い秋色のなだらかな登山道を下って行きます。行者小屋にはすぐに着いてしまいます。
行者小屋前で
行者小屋まで下りてきました。ここから美濃戸までは2時間の下りです。腹ごしらえをして下ります。秋の爽やかな青空の下、遠くの展望を見ながら快適な登山となりました。一緒に行ってくださった山の友に感謝です。
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赤岳の秋のアルバムはこちらです。
