赤岳 Akadake(2005.7.17)
青い空に長い首を突き出したような赤岳。中央道を諏訪に向けて走って行くと、甲府盆地の先に八ヶ岳連峰が
見えてきます。その中で一番高い標高を持つ赤岳です。その特徴ある山容は遠くからも赤岳とはっきりと
わかります。アルプスの山々の真ん中に位置する八ヶ岳からは日本の殆どの3000m峰を望みます。
文三郎道を振り返ると
行者小屋を後にして文三郎道を登って行くと、赤岳のごつごつした岩肌や中岳、阿弥陀岳がすぐ目の前に迫ってきます。森林限界を超えたあたりで振り返って見ると、行者小屋はもうずいぶん下の方に見えます。
文三郎道から阿弥陀
同じところから阿弥陀岳を見上げて見ます。ここからは大きくて立派な阿弥陀岳です。
文三郎道から中岳
もう少し登ったところから、阿弥陀岳と赤岳の間にある中岳です。二つの大きな山に挟まれてあまり目立たない中岳です。
文三郎道から横岳
後ろを振り返ると赤岳からの稜線の先に、横岳がその荒々しい山容を見せています。
中岳と赤岳の分岐
稜線に出るとそこは中岳と赤岳の分岐になっています。そこからは、北八ヶ岳の展望が良く、天狗岳や蓼科山まで見渡すことができます。
分岐から阿弥陀岳
分岐に立つと、今登ってきた道の、はるか下に行者小屋が見え、目の前にはなんとも凛凛しい阿弥陀岳が座っています。
頂上直下のルンゼ
分岐から南に回りこんで、岩場を鎖に助けられて登って行きます。頂上はもうすぐです。ここからは南に権現岳や南アルプスの展望が開けます。
頂上から頂上小屋
祠のある頂上から北峰にある頂上小屋です。文字通り頂上にある小屋です。言うまでもなく、関東、上信越の山々まで360度の展望を得ることができます。
頂上小屋前から阿弥陀岳
分岐から見たのと違い、ここからはもうずっと下のほうに阿弥陀岳が見えます。
頂上小屋から行者小屋
頂上小屋からはるか下に行者小屋、そこから中山乗越の向こうに赤岳鉱泉が見えています。
頂上小屋から赤岳展望荘
頂上小屋前から下を覗くと赤岳展望荘があります。急な下りを鎖に頼って下りて行きます。午後になると、下からガスが湧いてきて、あっという間に展望がきかなくなります。
赤岳展望荘と横岳
頂上からはるか下に見える展望荘、その稜線を辿って行くと、横岳の荒々しい稜線と硫黄岳の丸くて広い山容が対照的です。
岩に咲くチョウノスケソウ
頂上が近くなるころ、岩の側を見るとこんなかわいいチョウノスケソウが咲いています。岩にへばり付くように花をたくさんつけています。頂上付近ではコマクサもたくさん咲いています。
岩陰に咲くイワベンケイ
この花も頂上近くの岩陰に咲きます。可憐というよりも、少し凛凛しい感じの花です。この他にもイワギキョウ、イワツメクサ、イワヒゲなど、岩陰を見ると飽きることはありません。
尾根道に咲くミヤマダイコンソウ
文三郎道を登って行くと、このミヤマダイコンソウが風に揺れながら出迎えてくれます。葉は大きいのに、小さくてかわいらしい花をつけます。秋にはこの葉は紅葉します。
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