赤岳 Akadake (2006.12.23-24)
厳寒期前の八ヶ岳最高峰、赤岳に登ってきました。山麓には殆ど雪がなかったものの、南沢を登って行くと、
雪はだんだんと深くなり、行者小屋から見上げる赤岳は真冬そのもの、厳しい表情を見せていました。
登山道と大同心
南沢に沿ってしばらく急登を行くと突然目の前が開けて、行く手に横岳大同心が望まれます。ここまでくれば、行者小屋に一頑張りで到着です。
横岳大同心
横岳の荒々しい岩壁が迫ってきます。左に向こうを向いてお経をあげているお坊さんの姿も見えますね。
赤岳
行者小屋前から赤岳を見上げます。目の前に大きく聳える赤岳の岩壁です。
阿弥陀岳
行者小屋を後に文三道を登って行くと、中岳の後ろに大きな阿弥陀岳が迫ってきます。一歩一歩中岳とのコルへ近づきます。
行者小屋
樹林帯をまっすぐ抜けて登ってきました。振り返るとさっきまでいた行者小屋がはるか下のほうに見えました。
文三郎道を登る私
文三郎道を登って行きます。少しのつづら道もなく、ひたすら直登してコルを目指します。
阿弥陀岳、中岳
だいぶコルが近づいてきました。阿弥陀岳と手前に重なる中岳が美しく並びます。
登る私と仲間
相変わらず急な傾斜を登って行きます。コルはもうすぐそこに見えているのですけど。
コルから阿弥陀岳
ようやく赤岳と中岳のコルへ着きました。突風の吹く稜線からの展望はすばらしく、南アルプス、中央アルプス、遠く北アルプス、そして、北八ヶ岳の山々が出迎えてくれました。
山頂で
登りにくいルンゼ状の雪で隠れた岩場を登ってきました。ようやく山頂に到着です。雲一つない青空と360度の展望を堪能しました。
展望荘へ下る
山頂を後にこの日の山小屋、赤岳展望荘へ下って行きます。したから吹き上げて来る風でバランスを崩さないように慎重に降りて行きます。
朝、雲海と山
展望荘前の夜明け、凍りつく寒さの中、外に出てご来光を待ちます。日の出前、茜色の空の下で雲海が目覚めます。向こうの山まで続く雲の波も静かに動き出して行きます。
赤岳と富士山
空が明るくなってきました。太陽が昇る直前の赤岳と遠く富士山の美しい姿です。
ご来光
雲海の向こう、奥秩父の金峰山からご来光です。金峰山の端から赤い光が射す瞬間です。
朝の横岳
太陽が横岳も照らし始めました。眠っていた山々が目覚める瞬間ですね。
朝の赤岳
赤岳展望荘と赤岳です。稜線上に建つこの小屋は、一年を通して強い風にさらされています。
地蔵尾根を下る
稜線のお地蔵様から地蔵尾根を下って行きます。安全なところまで下ると、そこからは座って快適なシリセードで降りてきました。あっという間に行者小屋に到着です。
ピッケル
一緒に行った私の山の先生、山ちゃんのピッケルです。年期が入っていますね。命を守ってくれる岳人の友です。
赤岳のアルバムはこちらです。
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