阿弥陀岳 Amidadake(2006.8.14)
お盆休みの一日八ヶ岳の中でまだ登っていなかった阿弥陀岳に行ってみました。暗くうっそうとする樹林帯を抜けると、
それは目に鮮やかな緑一色の山肌と稜線を持つ峰々が迎えてくれました。カラフルなテントがいくつも立つ
行者小屋を後に、阿弥陀岳を目指して深い樹林帯へ入って行きます。しばらく急登を行くと、突然中岳とのコルへ出ました。
行者小屋前から阿弥陀岳
美濃戸から南沢に沿ってところどころ急登を2時間登って行くと、突然テント場のある行者小屋に出ます。そこから見上げた阿弥陀岳です。ここからはなだらかでやさしい山容に見えます。
阿弥陀岳への上りから中岳と阿弥陀のコル
樹林帯を抜け花の咲く斜面のトラバースを行くと、阿弥陀岳と中岳とのコルへ出ます。ザックをデポして阿弥陀へ登ります。少し上がって下を見てみました。
阿弥陀岳から赤岳
いくつか鎖場を登って行くと阿弥陀岳の山頂に到着です。平で広い山頂からは南に権現岳、東に赤岳を始め八ヶ岳の山々、すばらしい眺めです。
阿弥陀岳南稜
山頂の標識に阿弥陀南稜のやじるしがありました。すぐそこに見えていましたので、行ってみます。ハイマツの間を縫って少し下ると南稜のピークに出ました。
山頂のトンボ
阿弥陀岳の空には無数のトンボが飛んでいました。山頂で足元の枝の先に止まったトンボを撮って見ました。
中岳とのコルから見上げる中岳と赤岳
山頂を後に急斜面を中岳とのコルまで下りてきました。これから向かう中岳と赤岳が聳えています。ザックを担いで中岳へと登って行きます。
中岳山頂付近から横岳
中岳山頂手前で横岳とその稜線を写真に収めました。横岳の大同心から地蔵尾根、展望荘、そして赤岳へと続く稜線がくっきりと目の前に広がっています。
中岳山頂から横岳〜赤岳への稜線
中岳山頂から硫黄岳、横岳、赤岳と続く稜線がきれいに見えていました。ここからの南八ヶ岳の景色はすばらしく、標高は2800m
もあって高いものの、一面緑に覆われて眩しいほどでした。
中岳、赤岳のコルから中岳
山頂から中岳を下って、赤岳とのコルまで下りてきました。振り返って撮った中岳はきれいな三角形をしています。
中岳、赤岳のコルから赤岳
コルから赤岳の頂を撮りました。左下から上がってくる文三郎道と合流するまで、砂礫をジグザグに登って行きます。赤岳へはそこから右に回りこんでルンゼをよじ登ると山頂です。
文三郎道と赤岳分岐から中岳山頂
コルから、行者小屋から上がってくる文三郎道と赤岳の分岐まで登ってきました。振り返った中岳をズームして撮って見ました。山頂には絶えることなく登山者の姿がありました。
行者小屋前から赤岳
赤岳山頂は目の前でしたけれど、今回は美濃戸を目指して下山です。砂礫で滑りやすい文三郎道を落石をしないように気をつけて下りて行きました。行者小屋まで下りて赤岳に別れを言いました。
ヤマハハコ
登山道は沢山の花で彩られていました。特に阿弥陀岳と中岳のコル手前の斜面はお花畑になっていました。コルから上阿弥陀岳山頂までの岩場にはイブキジャコウソウやイワギキョウなど満開でした。
ミヤマコゴメグサ
イブキジャコウソウと共に群生していたのがこのミヤマコゴメグサです。登山道脇や岩場の陰に無数の花をつけて目を楽しませてくれました。
グンナイフウロ
もう咲いてしまったものもあったのですけど、グンナイフウロもお花畑に咲いていました。
コマクサ
まだコマクサが咲いているとは期待していなかったのですけど、中岳からコルへ降りて、文三郎道分岐までの砂礫の道脇に咲いていました。
ヤマオダマキ
アイボリーがかった白い花ヤマオダマキは美濃戸辺りの木陰にたくさん咲いていました。疲れた足取りの私にはホッと癒される時間でした。
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