荒船山 Arafuneyama (2007.1.7)

関越道から上信越道に入り、下仁田インターに向け車を走らせると、さっき昇ったばかりの太陽の光を受けて
上州の山々が輝きだしました。これから登る荒船山も真っ白に雪化粧し、荒波を行く船のような山容を見せていました。

樹氷

樹氷

登山口のある内山峠、前夜に積もった雪で真っ白です。駐車場に車を止め、雪の上で身支度を整え、荒船山に向け出発です。少しづつ太陽が昇るにつれて、辺りの木々が輝きだしました。

樹氷

樹氷

真っ白に花が咲いたような樹氷に囲まれた登山道を緩やかに登って行きました。

登山道を行く私

登山道を行く私

暖かい太陽の光と青い空、白く輝く木々、山仲間とのんびり歩く雪の道、贅沢な冬の山歩きです。この後の天気の急変誰もまだ知りませんでした。

樹氷

樹氷

木という木、幹という幹、枝という枝、全てが光り輝いていました。

登山道を行く

登山道を行く

緩やかな雪の道を行きます。前方に小さく先を行くのが私、後姿は一緒に行った山仲間です。

氷柱

氷柱

しばらく暖かい雪道を行くと、目の前に大きな岩壁が現れました。いたるところから流れ出した水はツララや柱になって凍っていました。

景色

景色

この辺りから登山道は山腹を巻く道から稜線への登りになります。ちょうど鞍部のようなところからは樹氷の山々と向こうの街が見渡せました。もうすっかり青空は消え、いつの間にか雲に覆われてしまった頭上です。

一杯水

一杯水

少し行くと一杯水と言って、岩の隙間から水が流れているところに出ます。夏は登山者の喉を潤す水も、冬は殆ど凍ってしまいます。

艫岩

艫岩

一杯水を過ぎ、道が急登になる辺りから風と共に雪が舞い始め、ようやく艫岩に辿り着いたころには、まったく展望は望めず、真っ白なガスの中に入ってしまいました。非難小屋で暖かいお昼ご飯を食べ外に出てみると、いっそう降り積もる吹雪の中の下山となり、写真を撮ることもできませんでした。その雪も登山口の内山峠に戻る頃には止み、山仲間の車に積もる雪を払い無事下山できました。雪と戯れた楽しい一日でした。

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