宝剣岳 Houkendake (2008.09.06)
久しぶりの千畳敷、宝剣岳は夏の花や秋の花が咲き乱れ、小さな葉は紅葉を初め、ナナカマドは真っ赤な実をつけ、緑とお花畑の夏から
小さな秋へ衣替えの真っ最中でした。予定の木曽駒へはガスで視界が悪く行きませんでしたが、宝剣岳で岩場歩きを楽しんできました。
千畳敷
駒ヶ根からバスに揺られ40分でしらび平、そこからロープウェイで一気に2600mのカール地形、千畳敷に上がってきました。青空に映える山々と千畳敷カールの緑が眩しいです。
千畳敷
夏の花に混じって秋の花が咲くカールでした。花や紅葉を始めた葉っぱを見ながらなかなか先に進まない私たちでしたが、稜線の乗越浄土を目指して登ります。
千畳敷
乗越浄土までほんの40分の上りです。これからあの稜線へ行くまで青空を期待していましたが...
記念撮影
お花にたくさん出会えて嬉しい私でした。
乗越浄土へ
これからここを上って行きます。登山道は良く整備され、危険箇所はありません。
宝剣を背に
上りの途中で振り向きました。ずっと階段のような登山道、脇にはトウヤクリンドウ、アキノキリンソウなどお花もたくさん咲いていました。
トウヤクリンドウ
この付近からずっと乗越までと、稜線上登山道、岩場どこもトウヤクリンドウがたくさん咲いていました。
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乗越へ登山道
稜線までこんな道が続きます。後少しで乗越に到着です。文明の利器を使って楽々と稜線に立つことができましたが、この後やはり睡眠不足か疲労からか高山病に悩まされました。
宝剣岳へ
9時に乗越に着いた私たちでしたが、ちょっとあちこち寄り道をしてしまいました。気持ちの良い稜線歩きを堪能して、乗越に戻った時には下から湧き上がるガスで視界が悪くなりましたので、展望の望めない駒ケ岳へは行かず、宝剣に上って極楽平から下の千畳敷へ下山することに決めました。
宝剣は山と言うより岩の塊で、写真のような岩を登って行くとあっと言う間に頂に到着でした。
宝剣岳へ
山頂直下の岩場を登ります。
宝剣岳へ
山頂直下の岩場のトラバースです。
山頂で
山頂で記念写真を撮りました。生憎湧き上がるガスで展望は無く視界もあまり良くありません。
山頂で
私がダンナさんを撮りました。私の山友はこの岩のてっぺんに立ったそうですが、恐そうです。
山頂から
少しガスが晴れた瞬間に見えた乗越とその向こうにさっき歩いた稜線が見えました。カールから上った階段の道も見えています。
ハサミ岩で
カール底から見上げると宝剣の頂の左に2本、ハサミの刃のように出っ張った岩があります。以前も座ったその岩で記念写真を撮りました。立っていると背中がムズムズでしたので、座りました。少しだけ傾斜している岩が垂直に写っています。
ハサミ岩で
もう一つの岩に立ってみましたが、かなりへっぴり腰の私です。足の下を想像するとゾッとします...
ハサミ岩で
少し離れるとこんな感じ、宙に浮いています。ガスが晴れたらもっと高度感があって恐かったかも知れません。左上はさっき座った岩ですが、実際よりかなり傾斜して写っています。
下から見上げると
少し下って見るとこのように岩が2本出ています。この岩の隠れている部分がどうなってバランスを取っているのか不思議です。落ちることはないのでしょうか? 上っている方たちもかなり恐そうです。
イワベンケイ
まだ咲き残っていたイワベンケイです。ここの岩陰にはイワベンケイとトウヤクリンドウがたくさん咲いていました。
山頂を振り返る
少し下って頂を振り返りました。
岩場を登る
鎖のある岩場も登りました。
山頂
小さいピークを越えて山頂を振り返りました。
山頂
少し望遠でズームして見ると岩が折り重なったピークです。
イワツメクサ
登山道はずっとイワツメクサに彩られていました。宝剣を越えて極楽平から稜線脇の斜面にはイワツメクサ、ヒメウスユキソウ、トウヤクリンドウなどが咲き、稜線の分岐から下の千畳敷へ下る斜面にはアキノキリンソウ、髭のチングルマ、ウメバチソウ、イワツメクサなどが咲くお花畑の中を下って行きました。
千畳敷、宝剣岳の花のアルバムはこちらです。