北穂高岳 Kitahotakadake(2003.8.22-23)
涸沢カールから北穂沢、鎖場、梯子を上り、南稜にとりつき、3時間で北穂の北峰に着きます。山頂は
槍の展望台、キレット、南岳の稜線の先に天をつく槍が姿を現します。山頂の反対側に回ると、そこは
鳥も通わぬという滝谷の世界、垂直の壁を登るクライマーの姿が見えるかも知れません。
涸沢カールから前穂高
上高地、横尾を通り、やっとの思いで涸沢カールに着くと、そこは3000m級の穂高の山々に囲まれた別天地。このように美しいカールは他にはありません。
前穂高頂上
頂上付近には西に傾いた日が射していました。深いカールの底にはもう日差しが届きません。
北穂高南稜を登る私
涸沢小屋から北穂沢に沿って石段を登って行くと、長い鎖場があり、梯子を上がると南稜に取り付きます。そこからは大きな岩の道を登って行きます。
北穂高山頂から槍ヶ岳
山頂ではみなさん槍ヶ岳の方を向いてカメラを構えていました。霧の中から槍の姿が現れた瞬間を写真に撮りました。槍の山頂にもたくさんの登山者がいるようです。
北穂山頂から大キレット
山頂からキレットを覗いて見ます。ガスの中の長谷川ピークや飛騨泣きがはるか下に見えています。
山頂から常念山脈
北穂高小屋のテラスからは槍はもちろん、今登ってきた北穂南稜、涸沢カール、常念山脈などが一望できます。
富士山遠望
遠く八ヶ岳や南アルプスも見えています。小さくですけど、富士山も見ることができました。
北峰山頂より北穂南峰
再び山頂に戻り今度は奥穂方面の展望です。北穂は二つの峰を持っています。北峰から南峰を見るとゴツゴツしていて、山頂のようには見えません。
テント場から涸沢岳と奥穂高
頂上を後にして、テント場まで下りてきました。涸沢岳から伸びる斜面が美しくカール底へと続いています。
つり尾根と雲
この日、つり尾根にはずっと雲が湧いて、途切れることがありませんでした。時折前穂の頂上が姿を見せました。
写真をクリックすると大きく表示されます。(Please click the image to enlarge it.)
夏の山旅に戻る
