雲取山 Kumotoriyama (2008.01.05)
東京と埼玉と山梨、3県にまたがる百名山の一つ、雲取山へ日帰りで行ってきました。午前中は小雪のちらつくお天気の中の登りとなりましたが、
山頂に着く頃から薄日が射し、非難小屋でお昼ご飯を食べて外に出てみると、なんと抜けるような青空、富士山も頭を雲上に出していました。
登山道地図
奥多摩湖を早朝に出発、ルート411の御祭から狭い林道を三條の湯を目指し、がたがた道を車で30分、林道の終点までやってきました。ここから三條小屋までは渓谷を見下ろす登山道を30分ほど歩きます。三條小屋の横にあった登山道を示す地図です。山頂まで2時間半の道程とありました。
登山道
三條小屋から落ち葉の登山道を登って行きます。傾斜もあります。ところどころ山肌から流れ出した水が凍っています。
登山道
山腹の急な傾斜を登ってきました。突然、展望が開けた場所にやってきました。ここで少し休憩します。
登山道
山腹を縫うように緩やかな傾斜の登山道を登って行きます。ところどころ雪道になっていましたので、軽アイゼンをつけて歩きます。気がつくと、周りの木々は霧氷になっていました。
カラマツ霧氷
三條ダルミにやってきました。上空にはまだ分厚い雲があって、ちらちら小雪が降ってきます。それでも辺りのカラマツや他の木々は白く凍り、お昼近い時間でも美しい霧氷を見ることができました。
霧氷
去年の春の花が残る木でしょうか? 蝋梅のような丸い花びらが凍っていました。
小鹿
三條ダルミで突然目の前に小鹿が現れました。私たちとほんの数メートルの距離にいて、じっとこちらを見ています。まだあどけない表情の小鹿、お腹が空いていたのかな?
山頂手前の非難小屋前
三條ダルミから山頂手前の非難小屋まで急な斜面を30分ほど登ってきました。まだ雲に覆われていた山頂付近でしたけど、辺りの霧氷となった木々の美しいこと。時折雲間から太陽が顔を見せると光り輝いて綺麗でした。
カラマツ
非難小屋から山頂までほんの数分です。雪に覆われた道を周りの木々の霧氷を見ながら行ってみます。
カラマツ
山頂から下にカラマツ林が広がります。
山頂へ行く私
時折薄日も射し始めました。山頂を目の前にして嬉しい私です。私の後ろで寝転んでいるのは一緒に行った山の友です。
山頂で記念撮影
3県にまたがる雲取山には山頂が3箇所あります。それぞれの山頂で記念撮影をしましたが、これは埼玉県の山頂。
富士山
非難小屋の中で冬の登山恒例の鍋焼きうどんを食べ、外に出て見ると、青空の向こうに富士山も姿を見せ、遠くには南アルプスも望むことができました。
山頂から景色
どんどん青空が広がってきました。さっきまでの霧氷は解けて、白一色だった尾根道も明るくなりました。
小鹿たち
山頂を後に三條ダルミまで暖かい陽射しを受けながら降りてきました。すると、登りに出会った小鹿とその家族がいました。親鹿はすぐに姿を消しましたが、小鹿たちは私たちが気になるらしく、木立の中から暫くこちらを見ていました。
下山路から山頂付近
山頂から1時間ほど降りてきました。振り返ると山頂手前の急登が見えています。頂からは東になだらかな尾根が続いていました。私たちはのんびり歩きですから、三條小屋から山頂まで3時間半かかりました。下山は頂から小屋まで2時間ほど、三條小屋から車を止めている林道までは往復どちらも30分かかります。ルート411に出るまで薄暗くなった林道を40分走りました。車でも遠い道程でした。
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