妙義山 Myougisan(2006.4.23)

山麓の桜の里と奇妙な岩峰が連なることで有名な妙義山。標高は1100メートルほどでお世辞にも
高い山ではありません。下から見上げると、ごつごつの稜線と下まで真っ直ぐ落ちる岩壁はどう見ても
人が登る山には見えません。嶮しい表情とは反対に、麓に咲く桜と新緑の色はやわらかい春そのものでした。

桜の里と妙義

桜の里と妙義山

上信越道を出て山道を上がって行くと、妙義山の山麓に広がるピンク色の桜の里。山肌に沿って薄いピンク色のベールをかけたようです。そこから聳え立つ岩峰の妙義山、圧倒されます。

桜

車道から桜

この日は曇り空でしたけど、満開に咲く一面の桜の花に魅せられて、車を止めて写真を撮りました。

石門

石門

駐車場から少し車道を引き返したところが登山口です。今まで見たこともない奇妙な形の岩や石門が迎えてくれました。

石門と鎖

石門と鎖

少し登ってこの石門は鎖を頼りに幅の狭いところを上り、下ります。この日の山行初めての鎖です。このあたりの岩はどれも、大地震でもあれば崩れてしまいそうに岩の上に乗っかっています。私が登ったら傾くのではないかと不安になるほどです。

奇岩が並ぶ

奇岩が並ぶ

足元に咲くスミレを見ながら登って行くと、大きな石門の先に大砲岩、胎内くぐり、揺らぎ岩など、なんとも面白い名前の岩があります。登山道からちょっと寄り道をして、それらに登って見ると、目の前には奇妙な岩ばかりです。

奇岩が並ぶ

奇岩が並ぶ

どちらを見ても奇岩だらけです。左の細長い岩は足で蹴ると転がって落ちて行ってしまいそうです。

奇岩が並ぶ

奇岩が並ぶ

これも不安定な岩で、息をフーと吹きかけるとバランスを崩して落ちそうです。

白雲山から浅間山

白雲山頂上から浅間山

石門や奇妙な岩と遊んだら、登山道に戻って山腹につけられた中間道を行きます。暫く行くと、稜線上を行く上級者コースとの分岐に出ます。これを左(上級者コース)に取り、急登を一時間ほど登ると、稜線上にある相馬岳と白雲山のコルへ出ます。展望の良い白雲山の頂上では裏妙義と浅間山が出迎えてくれました。

登山道から岩峰

登山道から岩峰

下から見た岩峰はそそりたっていましたけど、目の前で見ても、やはりするどく切れ落ちています。

垂直の壁を登る

垂直の壁を登る私

白雲山で腹ごしらえを終えると、ピークを結ぶ狭い尾根を下って行きます。最初の長い鎖場です。垂直に見えるこの壁、表面がざらざらしているものの、足を置く岩の出っ張りがありません。ただひたすら足を岩壁につっぱるようにして登っていきます。

岩壁を下る私

岩壁を下る私

先ほどの長い鎖場を登ってほっとしたのもつかの間、今度はこれも垂直に見える岩壁の下りです。初めてロープで確保してもらい降りて行きます。

岩壁を下る私の仲間

岩壁を下る私の仲間

いくつも鎖場を通過してきました。やっと妙義神社に向けて下って行きます。途中の長い鎖場です。ここも殆ど垂直に見えます。私が無事に降りたことを確認して、上から私の仲間二人が降りてきます。

桜の里

桜の里

朝と同じ桜の里です。私たちが下山したこのころになると、この美しい桜の風景をひと目見ようと大勢の人が訪れていました。

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