冬の鍋割山

冬の鍋割山 Nabewariyama (2010.02.06)

一週間ほど前の大雪で丹沢の山々も雪の稜線になっていることを期待しながら、家から近い丹沢山塊の一つ、鍋割山に行ってきました。
案の定稜線の雪は多く、冷たい北風に雪が飛びトレースを消し、まるで3000m近い高山かと思うほどで、吹雪と陽だまりの中の登山でした。

あと1000m

二股に車を止めて、尾根道を登ってきました。小丸まで1500mの看板の辺から雪道になったので軽アイゼンをつけました。小丸まで1000mのこの付近から急登が続きます。左上に鍋割山への稜線が見えています。

尾根道

道が急になったので一歩一歩ゆっくり登りました。立ち止ることが多くなった私です。

展望

稜線が近づいて振り返ると遠くの大島や伊豆半島まで良く見える展望でした。

富士山

少し雲がありましたが、もちろん富士山もすぐそこに。

展望

高くなるに連れ、相模湾と周りの半島なども良く見えてお日様に光る海もとても綺麗でした。

小丸から

やっと小丸に辿り着きました。冬空にすばらしい展望です。東側には大山、三ノ塔、湾に小さく浮かぶ江ノ島、三浦半島も良く見えていました。

小丸から

南側の展望です。伊豆半島や箱根の山々もくっきりです。

稜線のあちこちに雪の吹き溜りがありました。時折吹く突風にトレースは消え、飛んで来る雪は針のように顔を刺して痛いので目出し帽をかぶって歩きました。

真っ白な雪に木々が影を落して雪景色は素敵です。

鍋割小屋で

お昼はもちろん鍋割小屋の鍋焼きうどんです。それを目当てに登る登山者も多いのかな、小屋の中は鍋焼きうどんを食べる人でいっぱいでした。体が温まって外に出たところです。

下る

鍋割小屋前から上りとは別の尾根道を下ります。だんだん冷たい北風も弱まり、下って行くと雪道の陽だまりになりました。

下る

二股を目指してどんどん下ります。今回は久しぶりの山歩きでいつもよりゆっくりでしか歩けませんでした。上りは二股から小丸経由で鍋割山まで3時間半、下りは鍋割山から二股まで1時間半でした。稜線にある小丸からは、鍋割山と反対方向へ同じくらいの距離で塔ノ岳へも行くことができます。そちらも素敵なブナ林のある稜線です。

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