初夏の入笠山 Nyukasayama 2013, 6, 9
毎年冬に訪れる入笠山に今年はスズランが咲き始めた6月に行ってみました。入笠湿原への斜面に自生している
可憐なスズランに心が癒されました。湿原を取り囲むように咲く白いズミの花や、あちこちで赤いクリンソウなど綺麗でした。
マーガレット
野に咲くマーガレットほど可憐で素朴な花はない、なんて思うほどマーガレットはお気に入りの花、こんな高山にも咲くんですね。
スズラン
今回のお目当てはこのスズラン、ゴンドラの山頂駅前にあるスズラン公園のスズランではなく、入笠湿原に自生しているスズランのなんてかわいらしいこと。まだ咲き始めでしたが、一面のスズランには感動でした。
スズラン
スズラン公園のスズランはドイツスズランだそうです。葉の色は濃く、花も一回り大きく思えました。それに比べ日本のスズランの小さくいっそう控えめなこと。
スズラン
スズランに限らず、自生している草花はその環境のあらゆる生き物と共生しているので、人がそれを壊すことがあってはいけませんね。
入笠湿原
スズランの斜面から下の入笠湿原を見下ろしました。回りに白く花をつけている木はズミ、もう咲いていたなんて期待していなかっただけに嬉しかったです。
スズラン
どのスズランも葉の陰に隠れるように咲いているので、一見咲いていないみたいです。カメラを下の方に構えて写真を撮るのも大変。
ウマのアシガタ
良く見ると、スズランに混じってこのウマのアシガタが一面に咲いていました。
オオアマドコロ
葉の色がスズランの葉と良く似ているので見逃してしまいそう、花が並んで咲く様はかわいいです。
ズミの花
言葉はいらないほど綺麗です。
ズミの花
以前上高地で出会ったズミの花、真っ白な花の印象が強く残っていました。ここでもやはり白く清楚な花は本当に素敵でした。
シラカバ
入笠湿原のシラカバ林、林というほどたくさんはないけれど、何度来ても癒される景色です。
ズミの花
蕾は赤く、咲き始めの花びらの回りもほんのりと赤いのがズミの花、咲くと眩しいほど真っ白です。
クリンソウ
湿原の端に咲いていたクリンソウ、この時期唯一赤い色を添えていました。湿原から入笠山への登山道脇でもあちこちで目にしました。
ズミの花
またズミの花です。こんなにズミがある山だとは知りませんでした。
ズミの花
入笠山への林道にもたくさんありました。
アサギマダラ
この日2度目に出会ったアサギマダラ、お花を求めて一生懸命飛び回っていました。なかなか止まってくれません。やっと止まったのが足下の木の破片。以前初夏に来たときは無数に飛び交うアサギマダラに出会いました。
ツマトリソウ
入笠山へ登山道を登リ始めると、足下にはたくさんのツマトリソウが咲いていました。
甲斐駒ヶ岳、仙丈
登り始めて、あれこんなに頂は近かった?と思う程アッと言う間に山頂でした。山頂から東、甲斐駒と仙丈が頭を見せています。
北アルプス
山頂から北西、北アルプスの山々が連なります。
中央アルプス
山頂から西、中央アルプスの山々です。
山頂
山頂はこんなにたくさんの登山者で賑わっていました。
二人で
二人で記念撮影をお願いして、私たちは下山しました。今回はスズラン、ズミ、アサギマダラ、出会いがたくさんの嬉しい山歩きとなりました。
夏の山旅へ
