節刀ヶ岳 Settougadake (2007.1.27)
山梨県、御坂山塊のはずれ、節刀ヶ岳に登ってきました。甲府盆地から見ると山頂が三角に小さく突起して、
富士山の展望台、節刀ヶ岳、冬の晴れた一日、富士に見守られながら、気持ちの良い稜線歩きが楽しめました。
大石峠から登った景色
登山口のある大石キャンプ場から、南斜面のつづらに折れた緩やかな道を登って行くと、大石峠に到着です。眼前に、大きな富士が向かえてくれました。そこから少し登るとさらに展望が開けて、御坂山塊の山々や遠く丹沢、箱根、眼下には河口湖、向こうに山中湖。富士の裾野に広がるすばらしい展望を楽しみました。
釈迦ヶ岳と奥秩父方面
同じところから奥秩父方面の展望です。目の前の尖った山は釈迦ヶ岳、その向こうに薄らと雪化粧をした秩父の山々が見えています。
黒岳
辿った稜線を振り返って、大石峠から反対側に黒岳が見えています。一番高い山の後ろに、半分隠れているのが黒岳でしょうか?
山肌
幾重にも重なった山肌、葉をすっかり落とした木々が作る美しい模様です。
登山道を行く私
山頂まで緩やかな稜線歩きが続きます。ピークをいくつも越えて少しづつ山頂に近づきます。
山頂から十二ヶ岳
急な斜面を登ると、金山と節刀ヶ岳との分岐に出ます。そこから数分、狭い尾根を登ると節刀ヶ岳の頂に到着です。山頂からは大きく裾野を広げる富士山、その手前に十二ヶ岳のいくつものピークが眼下に見えていました。
山頂の景色
周りの山肌に積もった雪と、樹氷が作る冬景色です。
山頂の樹氷
山頂とその付近の木は樹氷となり、小さな枝一本一本にも白い氷の固まりがついていました。この日は風もなく、春のような暖かさ、時折枝からパラパラと氷が落ちてきたほどです。
大石峠から富士山
またいくつもピークを越えて、辿った道を大石峠まで戻ってきました。日が西に傾き、空が赤く染まり始めています。
山の端
大石峠からはもう太陽は山の向こうに傾いてしまいました。西の山の端はオレンジ色に照らし出され、じきに夜のトバリが下りてきます。
富士山
大石峠から下る前の富士山です。オレンジ色の光の中に浮かび上がります。もう少しいたい気持ちを抑え、大急ぎで登山口まで下ります。半分ほど下りて来ると、河口湖畔の家々の明かりが灯り始め、登山口に着いた時、澄み切った空には半月と瞬く星がありました。
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