春の塔ノ岳 Tounodake 2009.5.5
暖かい日が続き例年より少し早い芽吹きを期待して、丹沢の稜線へブナの新緑を見に行ってきました。尾根道の若いブナの木々には
柔らかそうな若葉が出ていましたが、稜線付近のブナの林ではまだ芽吹いたばかりのブナの葉に出会いました。谷から稜線へ
賑やかな春音を立てて上がってくる風の気持ちの良かったこと、遠くに富士山を望みながら春山を楽しんできました。
モミジの新緑
登山口の二股付近のモミジです。モミジの若葉が茂り黄緑一色の尾根道を登ります。少し行くと、杉林とモミジや他の木々の尾根道を交互に繰り返して登って行きます。
ブナの若葉
杉林を抜けて尾根道を上がってくると、モミジの新緑に加えてブナの木も若葉を茂らせていました。柔らかい若い葉に光が通ります。
新緑の山肌
稜線までやってきました。辿った尾根とその斜面は新緑に彩られて綺麗です。
山桜
稜線上のいたるところで小さな花をつける山桜の一種でしょうか、マメ桜かな?満開でした。
山桜
花も葉も小さくてかわいい桜です。花は下を向いて控えめに咲いています。
ブナの葉
稜線はブナの林です。まだほとんど葉をつけてないブナの大木が多かったのですが、中には写真のように芽吹いたばかりの小さな葉をつけているブナもありました。
花立山荘と大山
ブナの稜線を大丸を経てやって来ると大倉からの尾根の上に花立山荘とその後ろに大山が見えていました。
?
名前が分かりませんが、道の脇のあちこちに咲いていました。ほんの1センチほどの小さい花でした。
カラマツ
カラマツも開いたばかりの葉をつけていました。
稜線で
気持ちの良い稜線を歩いて行きました。振り返った私です。
ブナの大木
ブナの大木の枝が曲がりくねりながら天に向かって伸びています。
小鹿
鹿に出会いました。まだあどけない表情から小鹿でしょうか? 丹沢の鹿は人を見ても逃げません。ずっと鳴いていたので親を呼んでいたのかな?
展望
山頂はもうすぐです。三ノ塔方面の展望ですが、海岸や街は春霞の中、はっきりと見えませんでした。
記念写真
山頂で記念撮影をしました。ちょっと風が強い山頂でした。
山頂の人
まるで塔ノ岳銀座? たくさんの登山者で賑わっている頂でした。ほとんどの登山者は大倉尾根かヤビツ峠から表尾根を辿ります。私たちが辿った道を行く登山者は少ないので静かな山歩き楽しめます。
?
下山も静かな同じコースを辿りました。行きは気づかなかった小さな花を見つけました。名前は何でしょう?
ブナの大木
いつも森や木には精霊が宿っている気がしますが、これは誰でしょう?
展望
混んでいる山頂を後に下山します。花立山荘経由か登った小丸経由か迷いましたが、静かな山歩きが好きな私はやはり辿った道を選びました。下り始めて大倉尾根方面の展望です。
馬の背
大丸、小丸を経て尾根道を二股へ下ります。ところどころ写真のように狭い馬の背のような道になっています。二股から稜線の小丸まで2時間、稜線を塔ノ岳山頂まで1時間でした。
写真をクリックすると大きく表示されます。(Please click the image to enlarge it.)
春の山旅へ
