剱岳 Tsurugidake(2004.9.10-11)
カニのタテバイ、ヨコバイに象徴される剱岳は、ルートが上りと下りで分けてあったり、鎖やピンも多く、とても分かりやすい岩場のルートです。
三角点の設置に平蔵のコルあたりで断念、別ルートで頂上に登ってみたら、大昔の錫杖が発見されたため初登頂にはならなかったそうです。
剣山荘を後に
早朝剣山荘に荷物の殆どを置かせて貰い、いよいよ剱を目指します。お昼には山荘に戻る予定です。少し登って振り返ると剣山荘が朝日に輝いて見えました。
前剱から一服剱
前剱を少し登ったところで、振り返って見ると、先ほど休憩した一服剱と、剣山荘へ続く尾根がはっきりとわかります。
カニのタテバイ
前剱を越えていくつも鎖場を行くと平蔵のコルに出ます。そこからが剱の核心部、カニのタテバイ。最初の一歩、大きく足を上げて岩に取り付いたら、後は鎖とピンを頼りに上へ上へと登って行きます。
富山平野方面の展望
山頂ではあいにくのガスで展望はまったくなし。長居は無用とそうそうに下山。無事にカニのヨコバイを通過し梯子や鎖を頼りにどんどん高度を下げて行くと、富山平野と富山湾が目に入ってきます。
山頂を振り返る
展望がきかなかった山頂を振り返ってみました。相変わらず山頂はガスの中です。写真で、右のガスの中にある長い岩がカニのタテバイ、左側の陰の辺がカニのヨコバイのあと、鎖で下りてくるところです。
山頂を振り返る
どこを見ても切り立った岩峰です。いったいどこを登って、どのように下ってきたのか不思議なほどです。写真の真ん中の縦長の岩がカニのタテバイです。
前剱近くまで下りてきました
前剱まで下りてくるとほっとします。ここから山荘までは普通の登山道、左下に一服剣も見えています。
前剱から剱岳
前剱からさっきまでいた剱岳を振り返りました。ガスで隠れていた山頂も見えています。
これから下る一服剱
前剱を下って行くと、これから辿る一服剱への道と剱沢が手に取るように見えてきます。
一服剱手前で振り返った前剱
前剱を注意深く下りてきました。あとは一服剱に少し登り返し、山荘まで下っていくだけです。改めて振り返って見ると、前剱はずいぶんと急な斜面に見えました。
別山乗越下から剱を振り返る
剣山荘で荷物をまとめ別山乗越を目指します。大きな岩がごろごろしているところまで登って来て振り返って見ました。八ツ峰を従えた剱がそこにありました。
別山乗越から真砂岳と大走り
別山乗越から雷鳥平まで下り、室堂平に向かいます。乗越から下って行くと左側に真砂岳と、そこから雷鳥平まで一気に下る大走りが見えています。
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